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「おもちゃ食べちゃった…』誤食、内視鏡で一件落着!

今回より各獣医師が実際の治療により元気になってくれた子たちを定期的に紹介させていただきます。

トップバッターは私、桃崎から行かせていただきます!

 

今回のワンちゃんは2歳の女の子です。

今朝から何回も吐いているということで来院されました。

よくよくお話しを聞いてみると、昨日もおもちゃを齧って壊していて、さらに1週間前に柔らかいゴムボールを引きちぎって食べてしまったということでした。

 

検査をしてみると何やら胃の中に黒い影が多数…

 

このままではご飯が食べれないので、すぐに内視鏡で異物を摘出することになりました。

内視鏡で胃の中を覗いてみると、何と詰まっていたのは先週食べた柔らかいゴムボールの破片が胃酸で変化してカチカチになっていました。

 

何とか硬くなった破片を内視鏡で取り出し、手術は終了。体を傷つけることなく治療を終えることができました。

 

きっと柔らかいゴムの状態のままであれば吐き出せたかもしれないし、うんちで出てきた可能性もあったと思いますが、まさか今回のような変化をしているとは我々も想像していませんでした。

 

今回はことなきを得ましたが、実際異物の閉塞で腸に穴が空いてしまい、亡くなってしまう子もいます。

すぐに異変に気が付くことも大事ですが、誤食しそうなものを下に置かないなど、ぜひ未然に防げる方法をご家族みなさんで話し合ってみてください。

 

獣医師 桃崎