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ワクチン接種後に顔が腫れる・・!?

今回は、ワクチン接種のために来院したワンちゃんのお話です。

4ヶ月齢、チワワの女の子が2回目の混合ワクチン接種で来院しました。
来院時は元気も良く、無事にワクチンを接種して帰宅しました。

ところが、帰宅後しばらく経って徐々に異変が・・・
なんと、顔が腫れてきてしまいみるみるうちにパンパンに

すぐにもう一度病院に来てもらい、血液検査やエコー検査を実施しました。
幸い、顔の腫れ以外は大きな問題はなく、念の為に点滴や注射を打って半日病院で経過を観察しました。

夕方には顔の腫れは引いて、すっかり元通りに。元気に退院できました。
翌日にも来院してもらい、体調をチェックしましたが特に問題なく、ご飯も食べれているとのことでした。

今回この子に起こってしまったことは、「ワクチンアレルギー」と呼ばれるものです。基本的にはどの子にも起きてしまう恐れがあり、特に重篤な症状(吐いてぐったりなど)であるアナフィラキシーショックは接種後30分以内に起きることが多いと言われています。今回のケースは幸いにも少し時間がたってから顔が腫れてしまったり、体が痒くなったりする軽症なタイプだったため簡単な処置で回復してくれてよかったです。
そのため、当院ではワクチン接種はできる限り午前中に来院していただき、接種後少なくとも30分は院内で様子を見ていただくことをお勧めしています。
ワクチン接種に関して何かご不安なことがありましたら、お気軽にスタッフまでお声がけください。

獣医師 浅川